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「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
エレガントで素敵な女性を表現するのに使う言葉ですよね。
また、いずれも漢方薬の原料となる植物です。
ちょうど先日、「芍薬の花」をいただき、この言葉を思い出しました。
今回は、この芍薬についてご紹介しましょう。
生薬のシャクヤク(芍薬)は、根を乾燥したものを使用。
花は綺麗でも、根っこを使います。
特異なにおい(汗臭いにおいと教えられました。)がして、薬味は苦平に分類されます。
薬効は、鎮痛や鎮痙薬として用います。
ことわざ通り、気が立っている女性のイライラや痛み、引きつりなどにも使われる生薬と覚えたものです💦
「芍薬甘草湯」や「当帰芍薬散」など、とても有名な漢方処方の中に含まれているので、馴染みのある方も多いことでしょう。
特に、芍薬甘草湯は足のつり・こむら返りの時に服用すると引きつりが緩みラクになります。
漢方薬ですが、長く飲み続けなくとも効果が得られるのでビックリされることも多いですね😊
ただ、飲み続ければ「足がつらなくなる」というわけではありません。
足のつりの原因として考えられることは、いくつかあります。
その中でも、血虚(けっきょ)といって血の弱りがあるときには、引きつっている状態を緩めるだけでなく、元々の身体をしっかりさせる必要があります。
なかなか治らない足のつりが気になる方は、どうぞご相談ください。
これからの季節、汗もかきますし熱中症が心配な時期ですね。
東洋医学の考えを基に、毎日気持ちよく過ごせるお手伝いが出来たらなぁと考えております。
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暑さに負けない身体づくりをしていきましょう!