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春からスタート!でも慌てず、ゆっくり。

2021年2月5日

暦では春になりました。

前回のブログでも

えっ、年に4回!!

少し触れましたが、暦で春になったとはいえ、まだ本格的な春ではありません。身体は徐々に対応していきますから慌てずに動き出しましょうね。

 

自然に身を任せ、穏やかに穏やかに。

 

春からスタートする意識、東洋医学では自然との調和を、とても大切にしています。

人の健康は、静かな湖上を風で流れる船のようなものだと教わりました。風に逆らってもいけないし、船上で慌てて身体を揺り動かしてもいけない。自然の流れの中に、ゆっくりと身を任せると良いのだと。

本当にそう思います。あわてず、ゆっくりと。心に余裕が持てるようになると、身体の安定にもつながります。いや、身体がしっかりすると心も安定し何事にも余裕が生まれ穏やかに過ごせるようになるのでしょうね。

 

東洋医学の古典「黄帝内経素問」には、春の過ごし方がこう書かれています。

・夜いくらか少し遅く寝ても良いが、朝は早めに起きて散歩するのが良い。

・頭髪はほどいて形を緩め、全体をゆったり自由にする。

・心中の意欲を起こし、のびのび活動するのが良く、押さえつけてはならない。

・成長に役立つものはすべて施すべきで、奪ってはならない。

もし養生逆らい、活動せず気持ちが沈んだままだと、五行の春に属する臓器の肝を傷害し、夏になっても汗をかかず寒性の病にかかりやすいとされています。

 

東洋医学で言うとは、単に肝臓という臓器を指すだけではなく、氣を全身に巡らせる働きがあると考えられています。そう考えると、自律神経の働きが非常に関係してくるのですよ。芽吹きの時期と言われる春に、その芽吹くエネルギーを押さえつけてしまわないよう、気をつけたいですね。

 

次回は、季節(春)と臓器の関係についてもう少し深くまとめたいと思います。

 

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